なら燈花会_メインビジュアルコンペについて

はじめに

私たちデザイン会社の株式会社epo(エポ)は、奈良に住むものとして「なら燈花会」という催しの美しさと趣旨に深く共感しています。

その魅力に惹かれて、ビジュアルコンペにも2年連続で応募しています。

だからこそ、2024年・2025年のメインビジュアルコンペにおいて、なら燈花会を愛するものとして、そして奈良のデザイナーとして見過ごせない点がいくつかありました。

今回の提起は、決して対立や批判を目的とするものではありません。

この提起が「選ばれなかった応募者による一方的な発言」と受け取られることのないよう、 あくまで状況を客観的に知っていただくための一歩としてご覧いただければ幸いです。

ビジュアルコンペの概要

◆ 目的

なら燈花会のイメージを高めるキービジュアルを、コンペ形式で募集して1作品を選出。

◆ 制作経費

選出作品には、以下が制作経費として支払われます。
デザイン料:500,000円(消費税及び地方消費税別)

※応募に係る費用はすべて応募者負担。
※選出作品以外に費用の支払いは行われない。

時系列

「事実」と「epoの見解」を時系列でまとめています。ここでの事実とは見解や主観ではなく、「客観的に証明できる事柄」です。

2022.12

なら燈花会の会から、弊社宛てに「2023年度のメインビジュアルコンペ作品応募の案内」が郵送で届く。

2023.12

なら燈花会の会から、弊社宛てに「2024年度のメインビジュアルコンペ作品応募の案内」が郵送で届く。

2024.1

株式会社epoとして、2024年度のコンペに応募期限内に応募完了。
その後、1次審査通過の連絡と、公開プレゼンテーションの案内が届く。

2024.2

2024年度メインビジュアルコンペの公開プレゼンテーションが開催。

2024.12

なら燈花会の会から、弊社宛てに「2025年度のメインビジュアルコンペ作品応募の案内」が郵送で届く。

2025.1

株式会社epoとして、2025年度のコンペに応募期限内に応募完了。

2025年度は公開プレゼンテーション開催されず、なら燈花会の会内のみでの審査が行われる。
※応募作品は2024年度の8作品から、3作品に減少。

結果通知がepoに届くより先に、なら燈花会公式SNSにて2025年選出作品が発表。
選出されたのは2024年度と同じくA社。

・後日届いた結果通知書に記載されていた「なら燈花会の会副会長」「2024年・2025年に選出されたA社の取締役」が同一人物。



・2024年のepo応募作品のキャッチコピーが「祈りの花ひらく」
2025年のA社のキャッチコピーが「祈りの花は今年も満開です」



・審査会場において「epoはレスポンスが悪い」との発言があった。

epoから、なら燈花会の会へ問い合わせ

epoから、A社へ問い合わせ

やり取りを経た現在の主な懸念点

この3点は、特に重く受け止めるべき構造的な懸念です。

epoの見解

私たちは、事実を確認するための問い合わせを行ってきました。

しかし、事実の有無を尋ねる問いに対しても、 「回答できない」「知らない」「参考していない」との主観のみの返答にとどまり、 最後まで対話の場に応じる姿勢は見られませんでした。


また、およそ事実ではないと疑いを向けざるを得ない回答もあり、 率直に、とても悲しく、憤りを感じました。

結果として私たちは、
「今後も誠意ある回答や対話は期待できない」と受け止めざるを得ませんでした。

同じ出来事でも、立場が変われば見え方や解釈は異なります。
私たちが、すべて正しいと主張するつもりはありません。

だからこそ、その“見解の違い”について対話の場で向き合いたかったのです。

ですが、その機会すら与えられないのなら、
もはや私たちだけで抱え続けることはできません。

これまで控えていた、第三者への相談や情報の公開に踏み切る決断をしました。

何度でもお伝えしますが、
この問題提起は「epoが選ばれなかったこと」が出発点ではありませんし、 誰かを糾弾したい訳でも、法的措置を求めるものでもありません。

むしろ、なら燈花会という奈良を代表する催しが、これからも奈良の方々に愛され続けるために。
そしてA社も含め、奈良のデザイン・クリエイティブ業界全体が信頼される存在であるために。

私たちは、問いかけをしております。

最後に皆様へお伝えしたいこと

今回の問題提起は、「選ばれなかった一応募者のクレーム」ではありません。

私たちは、同じ奈良に暮らし、
同じ「なら燈花会」を愛し、
そして奈良のデザイン・クリエイティブという現場に身を置く者として、
この状況を見過ごすことができませんでした。

その行動や仕組みは、本当に、
なら燈花会のためになっているのか?
戦い続けているデザイナーやクリエイターのためになっているのか?
奈良の未来のためになっているのか?


デザインやクリエイティブ業界に限らず、声を上げることも出来ず、色々なものを抱えて、ひたすら一人で我慢をし続ける方がいらっしゃいます。



私たちはひとりの人間として、そんな状況を少しでも改善するために、対立ではなく、対話を求め続けていきます。

株式会社epo
代表取締役 辻絵理
取締役 辻哲治
連絡先
epo_asano@yahoo.co.jp
tsuji@epo.jp
050-3703-3728(代表電話)
090-7358-5671(辻哲治携帯)※非通知設定はつながりません